谷原秀人 ドラマなし“パープレー優勝”で3000万円の不相応

公開日: 更新日:

長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップ】

 4打差リードで単独首位発進の谷原秀人(37)が2バーディー、2ボギーの「72」で回り、今季初優勝、ツアー通算12勝目を挙げた。国内8戦目で日本人プロの優勝はやっと3人目となり、ツアー関係者の多くは胸をなでおろしたはずだ。

「ヘタすぎて、疲れました。真逆に吹いた風にアジャストできなかった。でも周りの人に喜んでもらえてよかった」(谷原)

 谷原は3日目を終えた時点で、「いいプレーをすれば絶対優勝できる」と強気だったが、この日のプレーはお粗末極まりなかった。2メートルほどの短いパットを再三外すなど、とても2ケタ勝利数の選手とは思えない凡プレーのオンパレードだった。谷原を追い上げるプロたちも爆発的なスコアを出せず、うまく逃げ切ることができたわけだ。

 パープレーで優勝とはいえ、優勝賞金3000万円、副賞は高級外車と、谷原は笑いが止まらない。そんな谷原をぜひ見たいというゴルフファンが少なかったのか、ギャラリー数は昨年最終日の5022人から3822人に激減した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝