プレ五輪では体調不良続出 日本選手団の敵は“リオの食事”

公開日: 更新日:

「本番前に体調不良を訴える選手が続出しかねない」――。

 リオ五輪開幕まで1カ月を切り、ある競技団体の関係者から、こんな声が聞こえてきた。

 現地の治安の悪さ、ジカ熱への脅威が叫ばれているが、選手を危険にさらすのは、それだけではない。ブラジル国内での食事にも細心の注意を払う必要があるのだ。

 日本の競技団体の多くは、遅くとも開幕1週間前にはブラジルに入り、時差調整を兼ねた事前合宿を行う。多くは練習施設が整い、交通の便がいいサンパウロで最後の追い込みを行うが、大会期間中とは異なり、事前合宿は国際オリンピック委員会(IOC)の管轄外だ。選手村では心配する必要のない食事面が、直前合宿では問題になる可能性があるという。

 現地の食事が日本人の口に合わないだけではなく、怖いのが食中毒。実際、昨年から今年にかけて行われた各競技のプレ五輪では下痢や吐き気などの食あたりとみられる症状を訴えた選手が少なからずいた。宿舎のホテルで取ったサンドイッチなどの軽食にあたったケースもあったという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…