仏が独破り決勝進出 グリエスマン&ポグバの際立つ存在感

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 それにしても、フランスの躍進を支えるFWグリエスマン、そしてMFポグバの存在感は、ドイツ戦でも際立っていた。

 マンU所属の選手だったポグバは12年、19歳で戦力外通告を受け、移籍金ゼロでユベントスに放出された。イタリアでもまれたポグバは、強靱なフィジカルと豊富な運動量をベースに中盤で攻守のつなぎ役をこなし、絶妙のタイミングで攻め上がって得点にも絡んでいくスタイルを構築。評価をグングン高めていった。

 現地取材中のサッカージャーナリスト元川悦子氏が「準決勝の前、欧州各メディアが『ユベントス所属のポグバに、マンチェスター・ユナイテッドが、サッカー史上最高額の135億円で獲得オファー』と報じて話題になりましたが、グリエスマンも、ポグバの135億円と同等、いや同等以上の価値を持っている選手です」と、さらに続ける。

「今季Jリーグが開幕した頃、横浜M所属のMF中村俊(元日本代表)に『グリエスマンのプレーを見ている』と聞かされた。同じ左利きでゲームをつくりながら、ゴール前に侵入していくプレーを参考にしていたのでしょう。あと、今ユーロの某試合会場で98年W杯優勝メンバーだった元フランスMFプティに会い、彼から『違いを生み出せる男。それがグリエスマンだ』と聞かされた。全くプティの言う通りです。グリエスマン、そしてポグバが“135億円に見合ったプレー”を見せれば、結果はおのずと付いてくるでしょう」

 注目の決勝戦・フランス―ポルトガル戦は、日本時間11日午前4時キックオフである――。

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