仏が独破り決勝進出 グリエスマン&ポグバの際立つ存在感
「まるでドイツのように我慢に我慢を重ねたことが、フランス勝利の大きな要因となりました」
こう話すのは元サッカーダイジェスト誌編集長の六川亨氏である。
欧州選手権(ユーロ)準決勝でホスト国のフランスが、14年W杯王者のドイツと対戦した(日本時間8日午前4時キックオフ)。前半は圧倒的にドイツのペース。フランスは1トップのFWジルー、大会4得点の絶好調FWグリエスマンも自陣に引きこもり、守備に奔走するシーンばかり。ところが、前半のアディショナルタイムにフランスがPKを獲得。これをグリエスマンが冷静に蹴り込んだ。
後半も試合の流れはドイツ。しかし、フランスの主軸MFポグバが27分、高い個人技からゴール前に絶妙クロスを放り込み、コボレ球に反応したグリエスマンが左足裏で押し込んだボールは、ドイツの名手GKノイアーの股間越しにゴールネットを揺らした。