“浪速の黒豹”エムボマ語る 「EURO優勝はフランス」の根拠

公開日: 更新日:

「浪速の黒豹」と呼ばれてJリーグを席巻した元カメルーン代表FWエムボマ(45)。フランスのテレビ局「Canal+」でユーロの解説者を務めるエムボマをフランスとドイツが戦った準決勝の試合会場(マルセイユ)で直撃した。

「コンバンハ。ゲンキデスカ? ニホンゴ、スコシダケオボエテイマスヨ(笑い)。フランスはラッキーだった。前半終了間際にPKをもらえたからね。それにしても大会6得点のグリエスマンの活躍ぶりは、フランスが優勝できなくてもMVPにふさわしい。私はスペインリーグの解説もやっているが、(アトレティコ・マドリード所属の)彼がこの1年間、目覚ましい成長を遂げたことをよく知っている。今大会の活躍は納得だよ」

「決勝(日本時間11日午前4時キックオフ)はフランスが勝つと思う。ポルトガルはDFペペの出場が微妙だし、FWクリスティアーノ・ロナウドもベストじゃない。FWナニやMFクアレスマも絶対的な存在とは言えない。やはり総合力はフランスの方が上だよ。フランスにはグリエスマンという絶対的点取り屋、ポグバという違いを生み出せる選手もいるし、守備陣も頑張っている。ドイツ戦はGKロリスが良かった。DFウムティティは代表2試合なのに安定している。前向きな要素だね。もっとも、準決勝はドイツが2─1で勝つと思っていた。自分の予想なんて当てにならないモンだね(笑い)。とにかくサンドニでの決勝戦を楽しみにしているよ!」

(取材=サッカージャーナリスト・元川悦子)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘