ハリルに届いたか マインツ武藤がEL初ゴールでアピール
欧州でプレーする日本代表の中で数少ない「出番あり組」のドイツ・マインツ所属のFW武藤嘉紀(24)。10月のW杯最終予選2連戦の代表メンバーが29日に発表されたが、もちろん武藤の名前も代表リストに入っていた。
代表ではサブに甘んじているが、レギュラー組のミランMF本田圭佑(30)、ドルトムントMF香川真司(27)、レスターFW岡崎慎司(30)が所属クラブで出番を失っている今、1点でも多くのゴールを決めてハリルホジッチ代表監督にアピールしたいところ。
さっそくチャンスが巡ってきた。日本時間29日深夜キックオフの欧州リーグ(EL)のガバラ(アゼルバイジャン)戦の先発に起用されたのだ。
前半41分に見せ場がやってきた。味方からの縦パスに好反応。絶妙トラップで相手DFのマークを外し、ペナルティーエリア内・左45度の位置から左足でシュート。ゴール右に先制ゴールをねじ込んだ。
もっとも後半36分、相手選手と交錯して倒れた際、右膝を痛めて2分後、途中交代となった。
右膝といえば武藤は今年2月、右膝外側副靱帯を損傷して長期離脱を余儀なくされた。週明けに帰国し、10月2日からの日本代表合宿に参加する予定だが、古傷だけに状態が気に掛かるところである。