2年ぶりに8強逃す 錦織がファイナルに不安残す逆転負け
悲願のタイトル獲得はならなかった。
男子テニスのマスターズ・パリ大会(フランス)は3日(日本時間4日)、シングルス3回戦を行い、世界ランキング4位で第5シードの錦織圭(26)が同13位で第11シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(31=フランス)にセットカウント1-2の逆転負け。今季、目標に掲げていたトップ選手が多く出場する「マスターズ1000」での優勝はならなかった。
地元ファンによるツォンガへの声援が集中し、完全アウェーの中、先手を取ったのは錦織だった。立ち上がりはサーブに精彩を欠くなど相手のミスもあり、第1ゲームでいきなりブレークに成功。第3、5ゲームも連続してブレークを決めると、相手に1ゲームも与えず、わずか22分で先取した。
しかし、第2セットは一転してツォンガのペース。188センチの長身から繰り出す力強いサーブに本来のキレが戻り、随所にサービスエースを決められるなど、圧倒された、第6ゲームではミスショットが響いてラブゲームでブレークを許した。第9ゲームは相手の強烈なショットに押され、ミスを連発。このセットを落とした。