10戦目でようやく…五郎丸がラグビー仏1部リーグデビュー
日本を代表するFBが公式戦デビューを果たした。ラグビーのフランス1部トゥーロンは6日(日本時間7日未明)、リヨンと対戦。今季から加入したFB五郎丸歩(30)は後半途中から出場し、今季10試合目にして実戦デビューを果たした。
後半16分に投入された五郎丸は、タッチキックなどをそつなくこなしたが、世界屈指といわれるプレースキックを蹴る機会はなく、無得点に終わった。
昨年のW杯イングランド大会に出場した五郎丸はスーパーラグビーのレッズ(豪州)でプレーした昨年5月の試合で右肩を痛めて手術。今年6月にトゥーロンに加入し、8月のリーグ開幕から前節までの9試合で出場機会がなかった。10月8日のラロシェル戦に初めて控えで登録され、この試合が2度目のベンチ入りだった。
欧州最高峰のひとつとされるフランスリーグでのデビューを果たした五郎丸は「できることに集中してやろうと思ったし、その点はできた。素晴らしい選手が多く集まるリーグでプレーできて、うれしい」と満足そうな表情で振り返った。