クラブW杯で試験導入 ビデオ判定は日本代表に追い風か?

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 8日のクラブW杯開幕戦で開催国代表の鹿島が、オセアニア代表のオークランドシティー(ニュージーランド)に2―1で逆転勝ちした。

 この試合から、国際サッカー連盟(FIFA)の主催大会では、初の試みとなる「ビデオ判定」が導入された。

 目的は誤審防止。ゴール、ファウル、退場やPKの宣告など、試合展開や結果を左右する重要な判定について、あらゆる録画映像を使って映像室で確認できる。クラブW杯後も、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリアなど12カ国の大会で引き続き試験導入される予定だ。

 ビデオ判定導入で誤審が減る一方、懸念材料もある。サッカーの魅力のひとつであるスピード感が失われることだ。

 ビデオ判定のたびにプレーが止まれば、当然アディショナルタイムも膨らむ。しかし、FIFAのインファンティーノ会長が先月、フランスの日刊紙のインタビューで「当初は乗り気ではなかったが、試合がブツ切れになるのではという心配はテストをして杞憂にすぎないという結論に達した」とコメント。さらに「この2年間でテストの回数を増やし、2018年3月には決断する」と話している。18年6月に開幕するロシアW杯での映像判定の正式導入も現実味を帯びてきたのだ。

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