強化試合後に監督が声を 筒香にドジャースもう“挨拶攻勢”

公開日: 更新日:

■複数のスカウトが調査

 ドジャースといえば、ディーブル極東担当スカウトが昨年のメキシコ、オランダとの強化試合の際に、東京ドームのグラウンドで、主砲のゴンザレスを介して大谷翔平日本ハム)にドジャースのグッズを詰め込んだバッグをプレゼント。「タンパリング(事前接触)ではないか」と波紋を呼んだのは記憶に新しい。

 同スカウトは豪州代表監督として、日本と1次ラウンドで対戦。八回に2ランを浴びた筒香について、「(同じく本塁打を打った)中田と、筒香に痛めつけられた。勝てたと思った展開を、野手2人にやられた」と唇をかんだ一方で、スカウトとしては好印象を抱いた様子だった。

 この日の強化試合中、ネット裏では複数のドジャースのスカウトが筒香のプレーに熱視線を送っていた。日刊ゲンダイの記者が筒香にドジャースの施設でプレーした感想を聞くと、「雰囲気はいいと思いますけど、WBCで来ているのでそこまでは考えられない。メジャーに行きたい気持ちが大きくなったか? それはないです」と多くを語らなかった。筒香が海外FA権を取得するのは、順調にいって2021年オフ。DeNAは、筒香がポスティングによるメジャー移籍を望んだ場合、「少なくとも話を聞く用意はある」(球団関係者)と言っている。昨年12月の契約更改の際、「メジャーはまったく(頭に)ないですね」と言った本人の気持ちはともかく、このWBCで世界に名前を売った筒香に対し、ドジャースの攻勢が始まりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった