フルセット激闘の錦織 8強入りも膝故障で準々決勝に不安
テニスのマイアミ・オープン(米フロリダ州)は28日(日本時間29日)、男子シングルス4回戦を行い、世界ランキング4位で第2シードの錦織圭(27)が同57位のフェデリコ・デルボニス(26=アルゼンチン)を2-1で下し、フルセットの末、4年連続のベスト8進出。マスターズ初制覇に向け順当に勝ち上がったが、不安を露呈した。
危なげない試合運びで第1セットを先取した錦織に異変が生じたのは第2セットの途中だった。第3ゲームで先にブレークを許すと左膝の異常を訴え、「メディカルタイムアウト」を取った。トレーナーによる治療を受けてコートに戻ったが、プレーに精彩を欠き、このセットを落とした。第3セットは2度のブレークを決めて逃げ切ったものの、準々決勝以降に不安を残した。
錦織は3回戦で世界ランク30位のベルダスコ相手にフルセットの末に辛勝。2戦連続でロングマッチを強いられ、錦織の肉体は早くも悲鳴をあげたのか。
▽錦織のコメント
「2セット目から膝が痛くなったが、3セット目は何とかこらえられた。様子を見ながら治療したい」