開幕回避しDeNA3連戦先陣 巨人・菅野“鬼門”球場の憂鬱

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 開幕3連勝の巨人が今日4日から“鬼門”に乗り込む。横浜スタジアムでのDeNA戦だ。

 巨人は昨季のCSファーストステージで3位DeNAに1勝2敗。本拠地・東京ドームでの敗退にショックが広がった。昨季はDeNAに10勝14敗と負け越し。敵地横浜スタジアムでは4勝9敗とさらに勝てなかった。

 昨季の投手陣の対戦成績が苦手を物語る。先陣を切るエースの菅野智之(27)は3試合で0勝1敗、防御率7.27。2戦目の先発予定の内海は3試合で1勝1敗、同8.16。先発ローテーションの一角、大竹は2試合で0勝1敗、同9.31。さすがに大竹は東京ドームで行われた開幕カードの中日戦に回った。4番の筒香ら打線が強力なのが一因だろうが、敵地で突出して悪いのはなぜか。

 投手として横浜などで活躍し、巨人へFA移籍した経験がある評論家の門倉健氏がこう解説する。

「まず両翼が90メートル台(94メートル)と狭いこと。東京ドームは風の影響を受けませんが、ハマスタはライトのポール際の打球が伸びるなどの特徴があります。ホームのDeNAは3点前後に抑えられればOKと、ゆったりした気持ちで投げる投手が多い一方で、巨人の投手は普段使わない神経を使う。プロの使用球場の中ではスタンドが近いのも特徴。横浜時代は感じませんでしたが、私が巨人へ移籍して初登板がハマスタで、この時は投球に影響が出るほどの強い圧迫感を感じたのを覚えています」

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