ハム大谷「太もも肉離れ」を引き起こした“大人の事情”

公開日: 更新日:

 まして球団も栗山監督もこれまで、大谷の起用については必要以上に慎重だった。十分に登板間隔をあけたうえで、少しでも不安があれば、本人が大丈夫と言ってもブレーキを踏んできた。

 今回にしても大谷の将来を考えたら、首に縄をつけてでも根本的な治療である手術を受けさせるのがベスト。これまでなら手術をしなければ使わないと強硬手段に出るところなのに、制限付きの出場という中途半端で危険を伴う起用に踏み切ったのはなぜか。

「大谷はすでに、メジャーで300億円の値段も付いた選手。もはや球団や栗山監督の意思や考えでどうにかできる存在ではなくなってしまったのでしょう」と、前出のOBがこう続ける。

「右足首痛の一件にしても、おそらく球団や栗山監督は手術がベストと考えていたはずです。明らかにおかしく、間違っているならともかく、様子を見てるうちに患部が落ち着き、投手としても復帰できる可能性もゼロではなかった。なのに本人の意思を曲げて手術を押し付けたがゆえに復帰がズレ込むとか、手術に起因するトラブルが生じたときに、球団サイドが責任を取れるクラスの選手ではなくなったということです。大谷に対してはとにかく、腫れ物に触るよう。実際、球団関係者の中には、これ以上、ケガが悪化しないうちに早くメジャーに行って欲しいという声もあるそうですから」

 一塁に走っただけで肉離れ。子供でもやらない大ケガをした裏には、大人の事情があったというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?