ようやく2号弾 竜ビシエドは日本で打つしか生きる道なし

公開日: 更新日:

「久しぶりにいい感触で打つことができた」

 中日のビシエドが26日のヤクルト戦で、一時は勝ち越しとなる特大の2号ソロを放ち、笑顔を見せた。

 昨季22本塁打の大砲助っ人も、今季は開幕から不振が続き、初アーチが出るまで17試合を要した。去る24日には休日を召し上げられ、練習に参加させられたほど。一発を打ったとはいえ打率.213。まだまだ中軸としては物足りないのが現状だ。

 来日1年目の昨季は開幕から打ちまくり、打率.347、9本塁打、23打点で3~4月の月間MVPを受賞。桁違いのパワフルな打撃にファンは度肝を抜かれ、日本で活躍してメジャーに「Uターン」してもおかしくないという声も聞かれたほどだった。

「ただもう、メジャーでの働き場所はないでしょう」と、メジャースカウトがこう続ける。

「ビシエドは年々、衰えているように見えるのが率直な印象。もともと内角球を苦手としていたが、体のキレも悪く、今では日本人投手の145キロ以上の内角ストレートに対しても、差し込まれがちです。昨年、守備の際に左足首、右肘を痛めたことも影響しているのかもしれない」

 日本で稼ぐしかないビシエドは昨オフ、中日と2年契約を結んでいる。年俸は現状維持(1億7000万円)とも微増ともいわれているが、助っ人選手は日本で2年、3年と継続して活躍すれば、3億円どころか5億円稼ぐのも夢じゃない。この日の本塁打で乗っていきたいところだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?