菅野炎上8失点 ボロ負け楽天戦に凝縮された巨人の問題点

公開日: 更新日:

■育成からドラフトまで大違い

 確かにそうだ。巨人楽天では年俸からして全く違う。今季の巨人の総額(外国人選手を除く)は12球団中2位の36億8653万円。一方の楽天は同9位で19億4986万円。およそ半分。例えば、代打で登場して火の出るような適時打を放った三好の年俸は700万円。この日、菅野から2安打し、強い打球を連発した1番の茂木は、ドラフト3位で入団して2年目の選手である。巨人は同じ年、1位は桜井、2位は早大で茂木と同期の重信を獲得している。

「ということは、茂木は取ろうとすれば取れたわけです。あるいは実力を評価していなかったか。くしくも二塁が空いているので、スカウトは何を見ているのかと言いたくもなる。ドラフトの失敗はチームを根幹から揺るがします。FAで大枚をはたいて獲得した陽岱鋼山口俊は不在。スカウトは選手を見る目がなく、コーチは選手を育てられない。高年俸の補強選手は働かない。二、三軍の育成態勢も含め、これだけ楽天との差を見せつけられると、球団も考えさせられるでしょう。若手が躍動している楽天や広島を見るとそう思います」(前出の高橋氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢