上がらぬ首脳陣の信頼度 ドジャース前田またもや途中降板

公開日: 更新日:

 ドジャース前田健太(29)が、また期待を裏切った。

 30日(日本時間31日)のカージナルス戦に登板したが、4回を4安打3失点、3四球で降板。勝敗は付かなかった。

 前田はカージナルス打線に立ち上がりを捉えられ、一回に味方の拙守、自身の悪送球もあり、3安打で3点を先制された。その後も毎回、走者を背負う不安定な投球で5回を持たずに交代を告げられた。

 球数は82。1点をリードし、もう1イニング投げれば白星が付く状況で降板させられたのは、前田の信頼度の低さに他ならない。それはデーブ・ロバーツ監督による前田の起用法からも十分にうかがえる。

 前田はこの日の試合前まで8試合に先発。1試合平均の投球回数は5~6回で、昨季とほとんど変わらない。

 しかも1試合平均の投球数は昨年が約92球、今季は約85球。メジャーの先発は100球がメドといわれるが、昨季も今季もそこまで投げさせずに見切りを付けている。今季は昨季以上に球数が減っているにもかかわらず、ハンで押したように試合中盤で降板させているのだ。

 前田はドジャース入団時、肩、肘に問題ありと診断された。それを配慮して使われているのかもしれないが、先発投手として首脳陣の信頼を勝ち取るにはとにかく結果を出し続けるしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…