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世界選手権で躍進 “柔道復活”の秘密と世界連盟の嫌がらせ

「ロンドン五輪直後に就任した男子の井上康生監督(39)を中心に、さまざまな改革に乗り出した成果が実を結んでいるのは確かでしょう。精神論、根性論を排除して、強化合宿での練習はそれまでの『質より量』から『量より質』に大転換。ボディービルや栄養学の専門家を招き、食事面も含めて科学的なトレーニングを取り入れた。井上監督がコーチ時代から提唱していた『担当コーチ制』の復活も大きかった。各階級の担当コーチが、選手の所属先と強固なパイプを構築して、選手の強化を連携して行えるようになりましたから」(柔道関係者)

 柔道の“ID化”にも力を入れた。全日本柔道連盟科学研究部を中心に約1万試合のデータを収集、分析して国内外の強豪選手を数値化。選手個々の弱点、技の比率やポイントを取った時間帯、国際試合を担当する審判の傾向まで調査対象にして、情報を共有するようになった。

 それが、15年の世界選手権(カザフスタン)で金8、銀4、銅5の躍進につながり、昨16年のリオ五輪での金3、銀1、銅8と復活の足掛かりになったのは確かだ。

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