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世界選手権で躍進 “柔道復活”の秘密と世界連盟の嫌がらせ

 気の早いスポーツマスコミは例によって「お家芸復活」「最強ニッポン」「東京五輪でもメダルラッシュ」と大騒ぎしているのだが、今大会の結果は信用していいのか。辛口の柔道関係者に言わせれば、男子が全階級でメダルを獲得したリオ五輪の結果も、

「前年のカザフスタンでの世界選手権と比較すれば、リオでの男子の金2個は後退したともいえる。ライバル国に研究された結果でしょう。五輪翌年の今大会にしても、強豪国は世代交代の時期でトップ選手も調整段階。五輪は別物と考える必要はある」

 と言う。

「個人戦での7個の金メダル獲得は評価できますが、今大会の結果は決して手放しで喜べるものではありません」と柔道ライターの木村秀和氏がこう続ける。

「100キロ級で優勝したウルフ・アロンはともかく、男子は81キロ級以降、女子は重量級に不安を残しました。特に優勝が確実視された81キロ級の永瀬(4回戦敗退)、100キロ級の羽賀(2回戦敗退)、女子78キロ級の梅木(銀メダル)の前回覇者3人が勝てなかったのは厳しい。永瀬は完璧な組み手にこだわり過ぎて技が繰り出せずに最後は右膝を負傷して反則負け。梅木にしても決勝では左のつり手が取れずに、相手にことごとく崩された。今の柔道では早く仕掛けて、組み手が不十分でも技が繰り出せないようでは世界では勝てない。73キロ級金の橋本は5割の組み手でも技を決めていた。東京五輪で全階級メダルを狙うのであれば、もう一度、重量級の分析、対策が必要だと思います」

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