土俵内外でやりたい放題 相撲を蹂躙するモンゴル勢に異論

公開日: 更新日:

「テーマにある通り、暴力問題を二度と起こさないようにすることです」

 相撲協会の八角理事長(54=元横綱北勝海)が、言葉に力を込めた。

 28日、「暴力問題の再発防止について」と銘打った理事長の講話が十両以上の力士を対象に行われた。角界全体を巻き込み、今や「協会VS貴乃花親方」となっている、今回の事件。

 騒動の発端となったのは、29日協会に引退届を提出した日馬富士(33)の暴行で、もとをただせば「モンゴル村」内のいさかいが原因だ。殴った日馬富士、殴られた貴ノ岩(27)、その場に居合わせた白鵬(32)、鶴竜(32)ら、事件に関わっている力士のほぼ全員が同郷の力士たちなのだ。

 そもそも、モンゴル人力士の傍若無人な立ち居振る舞いは、角界でかねて問題になっていた。一般人相手に暴力を振るって土俵を追われた元横綱の朝青龍を筆頭に、その例は挙げたらキリがない。この日、福岡県内のホテルで鳥取県警に約7時間半もの事情聴取を受けた白鵬も、土俵内ではやりたい放題。ヒジ打ち、ダメ押しを何度も注意されながらやめようとすらしない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず