反省の弁は保身が目的か 貴乃花親方に“面従腹背”の過去

公開日: 更新日:

 そして、こう続ける。

「協会は日馬富士の暴行事件をきっかけに、再発防止の研修会を行った。ところが、貴乃花親方は弟子ともども、この研修会に出てこなかった。それで暴力事件を起こしたとなれば、言い訳のしようがない。つまり、弟子もろともバッサリやられるのが怖いから、いまは協会の顔色をうかがって殊勝な態度を見せているだけだ」

八角親方にもすり寄る

 貴乃花親方にはなにしろ“過去”がある。2年前、「これが最初で最後の勝負」と意気込んで臨んだ理事長選に、2対6で完敗。

「今日で終わりました。後は相撲界の屋台骨を支える。それが相撲道の精神でもある。理事長から与えられた役割をまっとうするだけです」と、今回同様、平身低頭だった。

 ところが、その舌の根も乾かぬうちに、理事長選で貴乃花親方を支持した伊勢ケ浜理事(元横綱旭富士)、山響親方(元前頭巌雄)らと国技館の一室に集まってゴソゴソやっているのを目撃した親方もいる。そして日馬富士暴行事件に端を発する一連の騒動だ。死んだふり、面従腹背は貴乃花親方の“十八番”と言っても過言ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ