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卓球のプロとアマをめぐるシビアな人的交流の中で生きる

 仙台の自宅で家族と一緒に被災したのは小学2年生のとき。自宅に大きな被害はなかったが翌々日、一家は混乱するバスを乗り継いで新潟から帰国した。

「田舎の両親が心配して、どうしても帰ってこいと……」(凌さん)

 2人の郷里・四川省は08年の北京五輪直前に、死者・行方不明者8万7398人を出す大地震を経験していたからだ。

 凌さんは「あれからずいぶん大人になった気がします」とつぶやいた。

 張本が卒業した東宮城野小は震災後、津波被害に遭った荒浜小の生徒を受け入れ、張本の学年にも8人が移ってきた。中林和雄校長はこう振り返る。

「同級生はみな智和君が好きだった。本人は卓球と学校は完全に割り切っていましたが、卒業前には、智和君と卓球で対戦する行事を率先してやってくれ、にぎやかにいい思い出をつくってくれました」

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