【野手1】ア・リーグ屈指のスラッガーと俊足有望株
アーロン・ジャッジ(ヤンキーズ・26歳)
スター街道を邁進しているメジャーを代表するスラッガーだ。
若返りを図るチームの方針から、16年にメジャーデビューした「ベビー・ボンバーズ」のひとり。右翼のレギュラーに定着した昨季は史上初の本塁打王(52)と新人王を同時受賞した。52本塁打は新人としての最多記録だった。
飛距離が160メートル近い特大弾が売りのパワーヒッターは、意外にも筋トレより体のケアに時間を割いている。体幹強化と柔軟性を身に付ける目的で、日頃からヨガやピラティスに取り組む。
身長201センチ、体重128キロと体格に恵まれていることもあり、「強化するよりも、パワーの生かし方や疲労回復を重視している」(本人)そうだ。
昨季は球宴後に左肩の違和感を訴え、オフに遊離軟骨を除去する関節鏡視下手術を受けた。その後はリハビリを兼ねて肉体改造。クリスマス休暇を返上して、ロサンゼルスのトレーニング施設で8週間にわたるキャンプを行った。
今季も故障さえなければ、本塁打を量産して同僚の田中を助けそうだ。