【野手1】ア・リーグ屈指のスラッガーと俊足有望株
マレックス・スミス(レイズ・25歳)
多くの有望株を輩出するレイズで最も期待される若手野手だ。
ブレーブスから移籍して2年目の今季は開幕から好調。178センチと小柄ながら、俊足を生かして内野安打を積み重ねており、打率3割をキープ。リーグ打撃10傑に名を連ねている。今季はスパンと併用される予定だったが、ベテランを抑えて中堅の定位置を獲得した。
12年のドラフト5巡目でパドレスに入団。マイナーではルーキーリーグから順調にステップアップし、14年オフにはジャスティン・アップトン(現エンゼルス)らとのトレードでブレーブスに移籍。そのブレーブスで16年に念願のメジャーデビューを果たしたが、その年のオフにはマリナーズも交えた三角トレードでレイズに移った。他球団からは身体能力を高く評価され、マイナーでは毎年のように譲渡の申し込みが絶えなかったという。
チームは開幕から低迷が続くだけにジャーニーマン(チームを渡り歩く選手)のスミスは、今季中のトレードもあり得る。