日大アメフト部には暴力問題も スポーツ界にはびこる病根

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「某大学のボクシング部では昨年、部員が1人自殺している。指導者に『もうおまえなんて、練習に来なくていい』と追い込まれ、それを苦に自ら命を絶った。こういう指導者は現役時代、自分も監督、コーチの奴隷にされ、嫌な思いをした経験があるのでしょう。部員も自分たちが奴隷にされていることに気付くべきです。いくらレギュラーになりたいといっても、相手をケガさせてまで試合に出て、どれほどの価値があるというのか」

 常にスポーツ選手の心と向き合っているメンタルトレーナーの高畑好秀氏は「指導者は手段と目的を明確にすることです」と言う。

「例えば、技術はあっても体力が足りない選手がいる。『おまえにはこういう選手になってもらいたい。この部分が足りないから、それを補うための練習は少しきつい。レベルアップするための練習だから苦しいこともあるぞ』と説明すれば、理由がわかっているので、選手はきつい練習にも耐えられる」

 そして、こう続ける。

「もうひとつ、暴言、鉄拳指導で反骨心をあおる指導がある。しかし、反骨心から生まれるモチべーションは長続きはしない。練習は上手になるのが目的です。そのために何をするのか。選手とコミュニケーションをとって理解させれば、精神的に追い込む指導など必要ありません」

 日大アメフト部は昨年、27年ぶりに甲子園ボウルを制した。内田前監督は一時的な成功体験に酔っていたに違いない。

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