何があった…日大アメフト部「選手声明文」拍子抜けの真相

公開日: 更新日:

 日大アメフト部の選手がついに29日、声明文を出した。内田前監督や日大当局が責任逃れに終始する中、現役部員の声に注目が集まったが、開けてみると、まるで“検閲済み”のような当たり障りのない文面だった。

 選手は、言いたいことをぶつけるのではないか――。声明文は、けがをさせるプレーの指示が内田前監督、井上前コーチによるものと結論づけ、すべてのコーチの退陣要求を含む再発防止策を打ち出すとみられていた。

 冒頭、関学の被害者や家族に謝罪を述べ、<皆で悩みながら何度も話し合ってきましたが、まだ明確な答えが見つけられたわけではない>ともがく様子がつづられている。だが、以下の内容は、まるで大学当局の声明文のようだった。

<捜査機関による捜査や大学が設置する第三者委員会の調査に全面的に協力する>

<監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従ってきました>

<監督・コーチとの間や選手間のコミュニケーションも十分ではありませんでした>

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束