西野監督は賢者か愚者か…“二軍”で本番前ラスト試合の吉凶

公開日: 更新日:

「W杯開幕の2日前のテストマッチでやるべきことは、W杯1次リーグ初戦のコロンビア戦を見据え、主力組のコンビネーションの良し悪しの最終確認を行い、うまくいかなかったところは修正を施す。さらには主力組のコンディションを見極める作業も重要となってくる。しかし西野監督は予告通りに先発メンバーをガラッと代えてきた。パラグアイを同じ南米コロンビアの仮想敵国と位置付けながら、なぜベンチ組を先発させるのか? 大いに疑問の残る選手起用でした」

■本田と長谷部が不要なのはハッキリ

 4月上旬にハリルホジッチ前監督が電撃解任され、西野ジャパン体制になって2カ月あまり。ガーナ戦、スイス戦をいずれも0―2で落とし、もしパラグアイ戦も無得点に終われば、直前3試合ノーゴールでW杯本大会に臨むところだった。

 そんな最悪の事態は回避したものの、対戦相手のパラグアイのレベルを考えると、とても楽観視はできない。

「中堅と若手の混成チーム。ロシアW杯予選敗退でモチベーションも感じられず、しかもコンディション不良で後半途中にはガス欠。完成度の低いチーム相手に日本は余裕でボールを回し、シュートにまで持ち込めた」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い