技で魅せるシニアは大味なレギュラー大会より見どころ満載

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■伊沢利光や谷口徹も出場

 川岸はシニア2年目だが未勝利。プロ3年目の次女史果(23)はすでに1勝を挙げて、稼ぎも上だ。良兼は17年1599万円、18年168万円。史果は17年8215万円(1勝)、18年1589万円と父親を大きく引き離している。史果は今週のサマンサタバサレディスに出場しており、親子賞金レースの行方も注目される。

 それだけでなく本大会初出場の伊沢利光やシニアデビューの谷口徹も見どころだ。

「フィニッシュを見ればスイングの良し悪しはすぐにわかるといわれますが、レギュラーのプロはクラブを首に巻きつけるようにぶん回している。ボールに行き先を聞いてくれというゴルフをしている。ところがシニアのプロはフィニッシュの収め方が違い、体に負担のかからないスイングでボールをコントロールしている。シニア中継を見れば、むやみにクラブを振り回さなくてもいいのだと、誰にでも分かるはずです」

(前出の菅野氏)

 人気低迷からスポンサー離れが激しいレギュラーは試合がない。今週は飛ばすだけの大味なレギュラー大会より、技術や味のあるシニア大会をじっくり楽しめるはずだ。

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