逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

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「体に力があり、なおかつ柔らかさも備えたピッチャー。投球フォームが良い上に、マウンド度胸や落ち着きもある。投手として大切なものを持ち合わせています。得点圏で走者を背負ったときにギアを上げるピッチングも評価できる。今後ますます成長するでしょうし、将来性を加味したら1位候補の12人に入れてもおかしくない」(前出の山田スカウト顧問)

 さらに「2年生投手にも逸材は多い」(前出の在京球団スカウト)という。

 中でも1回戦(対創成館=長崎)で149キロの速球とスライダーを武器に16三振を奪った創志学園(岡山)の西純矢(184センチ、79キロ、右右)、左腕から150キロの速球を投げる横浜(南神奈川)の及川雅貴(182センチ、74キロ、左左)、星稜(石川)の奥川恭伸(183センチ、82キロ、右右)の3人は「このまま順調に育てば来年の1位候補」(前出の在阪球団スカウト)だそうだ。

「及川は地方大会の前から状態が上がってきた。左腕で150キロを投げる投手はプロでも貴重ですからね。西はスライダーの精度が上がれば文句なしの1位候補。奥川は体格もよく、ノビシロはかなりある」(同)

 猛暑の中、ネット裏のスカウトたちが例年以上に目を光らせているのは、それなりの理由があるのだ。

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