40度の酷暑に苦しむも…ジョコビッチが全米3度目Vへ好発進
3度目の頂点を目指す元世界1位のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)が苦しみながらも初戦を突破した。
第6シードのジョコビッチは世界41位のマートン・フクソービッチ(26=ハンガリー)相手に苦戦。第1セットこそ難なく先取したが、続く第2セットは精彩を欠いた。コートの体感気温は40度にも達する中、暑さからショットが乱れて、このセットは3―6で落とした。
試合中、気温は最高で40度近くにも達したそうで、第3ゲーム以降は両者とも動きが鈍った。ジョコビッチは体調不良から足が止まった相手の隙を見逃さず、第3、第4セットを連取して2時間58分の戦いを制した。
ジョコビッチは今年8月のW&Sオープン(米シンシナティ)で優勝。史上初の「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の偉業を達成したばかり。
15年大会以来、3年ぶり3度目の優勝を狙うジョコビッチにとっては暑さとの戦いも強いられそうだ。