竜監督人事は混沌…OB与田剛氏急浮上の裏に“星野イズム”

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■地元人気に配慮

 与田氏は1989年ドラフト1位で中日入団。新人年の90年に守護神として31セーブをマークし、最優秀救援投手と新人王のタイトルを獲得した。入団当時の監督は今年1月に他界した星野仙一氏。2015年オフに楽天の投手コーチになったのは、球団副会長だった星野氏が声をかけたからで、過去にNHKでキャスターや解説者を務めた際にも、星野氏の推薦があったといわれている。09年、13年のWBCで日本代表のコーチに就任、NHKでは楽天コーチに就任する直前まで専属解説者を務めていた。

「親会社内では、監督として実績があり、ナゴヤで絶大な人気を誇った故・星野仙一氏の古巣復帰を望む声が絶えずあった。星野氏と同じ投手出身で、星野イズムの薫陶を受けている与田氏なら、その路線を継承できる。与田氏の地元人気は高く、過去には楽天の監督候補にリストアップされたこともあります」(前出のOB)

 監督人事はまもなく結論が出る見通し。来季は、生え抜きOBで巻き返しを図ることになるのか……。

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