鹿島のCWC初戦は強敵 メキシコ名門グアダラハラにどう挑む

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 もちろんアジアの厳しい戦いをくぐり抜けてきた鹿島の大岩監督、選手たちは百も承知だろう。

 勝利と結束を重視する<ジーコ・スピリッツ>を伝統に掲げている鹿島には、公式戦出場600試合を超える39歳MF小笠原を筆頭に日本代表やブンデスリーガで世界の場数を踏んだDF内田といった経験豊富な選手がおり、ロシアW杯を主力として戦ったDFリーダー昌子ら中堅、東京五輪の主力として期待されるU―19日本代表MF安部ら若手まで<勝者のメンタリティー>をチーム全体で共有している。

 守護神GKのクォン・スンテ、ブラジル人MFのレオ・シルバ、鋭いフィニッシュが武器のMFセルジーニョら良質な外国人選手を擁し、選手個々の攻守での役割意識、勝利のために結束する意識は強い。これもクラブW杯を勝ち抜いていく強みになることは間違いない。

 ケガ人続出の厳しい状況を乗り越えてグアダラハラを倒し、日本から遠く離れた地で欧州王者に挑むことを期待する。

(河治良幸/サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当)

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