青学大率いる原監督に聞く 箱根5連覇への重圧と指導者論

公開日: 更新日:

 指導者は〈絶対に君臨してはいけない>と思います。学生たちが自分たちの頭で考え、行動を起こすことを積極的に促し、それでも大舞台で勝てるということをこれからも証明したいと思っています。今後も<パワハラ根絶>を強く世間にアピールしたいと思っています」

 ――箱根駅伝の人気はすさまじく、原監督への注目度は増すばかり。プレッシャーはありませんか?

「(きっぱりと)ありません。注目されるほどに励みになって燃えてきます。プレッシャーを感じない方法? それは〈遊び心〉を持つことでしょうか? 遊び心なんて口にすると“原監督は勝負ごとを軽く考えている”と言われがちですが、我々は〈やるべきことをきっちりやっている〉という自負があります。だからこそ〈遊び心〉と口にしても問題はないのです」

■上りの5区と下りの6区は決まっている

 ――本番が目前に迫ってきました。仕上がり具合はどうでしょうか?

「まったく順調です。誰を(1~10区の)どこに当てはめるのか、これからパズルの組み合わせですね。監督の腕の見せどころです(笑い)。でも決まっている区間があります。山上りの5区・竹石(尚人=3年)と山下りの6区・小野田(勇次=4年)の2人は、昨年よりも良い結果を出してくれるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」