青学大率いる原監督に聞く 箱根5連覇への重圧と指導者論

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 指導者は〈絶対に君臨してはいけない>と思います。学生たちが自分たちの頭で考え、行動を起こすことを積極的に促し、それでも大舞台で勝てるということをこれからも証明したいと思っています。今後も<パワハラ根絶>を強く世間にアピールしたいと思っています」

 ――箱根駅伝の人気はすさまじく、原監督への注目度は増すばかり。プレッシャーはありませんか?

「(きっぱりと)ありません。注目されるほどに励みになって燃えてきます。プレッシャーを感じない方法? それは〈遊び心〉を持つことでしょうか? 遊び心なんて口にすると“原監督は勝負ごとを軽く考えている”と言われがちですが、我々は〈やるべきことをきっちりやっている〉という自負があります。だからこそ〈遊び心〉と口にしても問題はないのです」

■上りの5区と下りの6区は決まっている

 ――本番が目前に迫ってきました。仕上がり具合はどうでしょうか?

「まったく順調です。誰を(1~10区の)どこに当てはめるのか、これからパズルの組み合わせですね。監督の腕の見せどころです(笑い)。でも決まっている区間があります。山上りの5区・竹石(尚人=3年)と山下りの6区・小野田(勇次=4年)の2人は、昨年よりも良い結果を出してくれるでしょう。

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