DeNA中井2安打の躍動「右の代打」手薄の古巣巨人を見返す

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「14年秋のキャンプで原監督は『外野も内野もというのは、そろそろ卒業。百貨店(ユーティリティープレーヤー)として生きるか、専門店(レギュラー)として生きるかだな』と三塁に専念させることを決めた。とはいえそもそも、たらい回しにしたのも原監督の指示。チャンスはもらったけど、中井には忸怩たる思いもあるはずです」(球界関係者)

 その後、高橋由伸監督時代の17年に最多の90試合に出場したものの、鳴かず飛ばずのまま、昨季限りで戦力外。それでもDeNAに拾われ、「巨人をいい意味で見返すというか、戦力外にしたことを後悔させる意気込みで頑張りたい」と強い決意を語っていた。

 巨人は「右の代打」が手薄。だから、オリックスから自由契約になった中島を補強したのだが、宮崎キャンプ初日から別メニューで調整するなど、36歳のベテランが1年を通して働けるかは不透明。大田やロペス(現DeNA)ら、巨人を出てから活躍するケースも目立つだけに、DeNAのラミレス監督には原監督を歯ぎしりさせる活躍が求められている。

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