札幌大谷・船尾監督が明かす「中高一貫」のメリット

公開日: 更新日:

 24日登場する札幌大谷(北海道)は昨秋神宮大会で初優勝。創部10年目にして初の甲子園出場だ。学校が共学になった2009年に野球部を創部。その前年に系列の札幌大谷中学が硬式野球部の「札幌大谷シニア」を設立しており、この「中高一貫」の強化が実を結んだ。同校の船尾隆広監督(47)に中高一貫の育成、スカウティングのメリットについて聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ――エースの西原ら主力は中学3年時に全国大会でベスト8になった。

「今の3年生はこれまでで(系列)中学からの子たちが一番多い。中学時代の経験が今に生きていると思います。1年春からのレギュラーは4人ほど。中学の時点で1年春からレギュラーでいけるのかどうか、技術的、戦力的な見極めができる。中高一貫のメリットだと思います」

 ――中高一貫校は中学生が高校の練習に参加できます。

「ひとりの選手を中高6年間で育成できるのは強み。中学の公式戦が3年生の8月に終わると、9月から高校の練習に参加します。秋季大会の雰囲気を含め、他校より半年早く高校野球を経験できる。また系列大学、高校、中学の専用グラウンドなど練習施設が同じ敷地内にある。西原は(投手出身の)大学の神田監督に技術指導を受けた。ヨコの連携は日常的にある」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」