天敵倒すも負傷休場…貴景勝“右ヒザ爆弾”がまねくケガ連鎖

公開日: 更新日:

 右足をかばいながら、階段を一段一段、慎重に下りる姿が痛々しいほどだった。

 15日、新大関の貴景勝(22)が右ヒザを負傷した。相手は直接対決で5連敗中の御嶽海。この天敵に右上手を取られると、貴景勝はもろ差しに。

 ともに押し相撲とはいえ、御嶽海は四つでも強い。

 しかし、貴景勝は「(腕を)巻き替えられると体勢をつくられるので」と振り返ったように、あえて腕を抜かず、そのまま密着した。

 もろ差しで攻め続け、一瞬吊りかけるなど怪力を見せつけて、自身も「ちゃんとやったのは初めて」と言う寄り切り。

 新大関の新たな相撲――と思われたのもつかの間、勝った貴景勝はその場にしゃがみ込むように右ヒザを押さえた。

 足を引きずりながら、何とか支度部屋に戻った新大関。右ヒザの内側に氷嚢を当てながら取材対応となったが、ケガの様子を聞かれると、

「大丈夫っす」

 と連呼。しまいには、やや語気を強めながら「痛めてないです」と、最後までケガを認めることはなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性