炎鵬は最軽量99キロ 横綱白鵬の内弟子に“小兵”が多いワケ

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 ある親方は「偶然でないとすれば」と、こう続ける。

「人気でしょうね。柔道でも『柔よく剛を制す』との言葉もあるように、小柄な者が大柄な相手を倒すのは痛快。まさに日本人好みですからね。小兵力士はその存在だけで話題になるし、幕内に昇進すればなおさら。昔から大相撲には『ちびっこギャング』の異名を取った鷲羽山さん(175センチ、112キロ)や、『牛若丸』と呼ばれた藤ノ川さん(178センチ、108キロ)という人気力士がいた。舞の海さん(171センチ、101キロ)もそうでしょう。勝った際のメディアでの取り上げられ方も、並の力士の比じゃない。そうした人気優先の弟子集めではないか」

 実際、今場所の国技館内のグッズ売り上げナンバーワンは炎鵬。売店の店員は「成績に関係なく、初日から売れていた。場所中の再入荷が追いつかないほどです」と本紙の取材に話していた。

「日本人力士はスピードや反射神経ではモンゴル勢に劣りがち。白鵬が自身の相撲を教えやすい日本人を選ぶとなると、必然的に小柄でスピードのある力士に限られてしまう。そうした指導面での事情も考えられる」(前出の親方)

 これ以上のケガがなければいいのだが。

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