西武・森“捕手で54年ぶり首位打者”への課題をコーチが語る

公開日: 更新日:

「昨季までは打たれてベンチに戻ってくると極端に落ち込んだり、あるいは『バットで取り戻す!』と悔しさを出しすぎているケースが多かった。もともと森は性格にムラっ気があるし、表情にも出やすいタイプですから。でも、守備と打撃のミスそれぞれがもう一方に影響してはダメ。そんな時森には『考えろ』と言ってきた。落ち着かせるためではない。まだ若い選手だし、無理に落ち着けと言っても……。それよりはなぜミスをしたのか、考えることが重要。今季はその切り替えがうまくできていますよ」

■「捕手でも一流に」

 西武のチーム防御率はリーグワーストの4.61。投壊の責任は主に投手にあるとはいえ、マスクをかぶる森も無関係とは言えない。

「チーム防御率を見れば、森はまだまだ……となるでしょうね。でも、確実に成長していますよ。リード面でも、投手の良いところを引き出そうと頑張っている。昨季までは炭谷(現巨人)もいたので、誰が誰の専属捕手みたいな面もあったが、今季は森がほとんどひとりで引っ張っていますから。大事なのは、森が何を考えているか。例えば、『この場面でホームランを打たれたのはなぜか』といったことを、自分の口から説明させている。それに対して、僕はあまり注意はしない。森が『じゃあ、どうすればよかったのか』と考えることが大事なんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?