27H長丁場制し今季2勝目 鈴木愛は膝と足首への負荷が心配

公開日: 更新日:

宮里藍サントリーレディス】最終日

 鈴木愛(25)の“異変”は最終18番パー4の2打目が象徴的だった。フェアウエーからピンまで残り127ヤードの距離を、9番アイアンでグリーン右ラフに外してボギー。

 同組のイ・ミニョン(27)や松田鈴英(21)が、鈴木とほぼ同じ距離からピンそばにつけて2人とも楽々とバーディーを奪っているだけに大きなミスだった。

 先にホールアウトした比嘉真美子(25)に2打差をつけて18番を迎えており、ボギーでも勝てたが、難易度14番目(3.9365)のホールでボギーとは本人も納得いかなかったはずだ。

「18番の2打目は、やや左足下がりのライとはいえ、ショートアイアンを手にして鈴木がグリーンを外すのは珍しい」(ツアー記者)と、スイングリズムは明らかにおかしかった。

 最終日は前日にサスペンデッドになった9番ホールから6時58分にスタートして、27ホール以上の長丁場だけに体力の消耗は激しい。


 鈴木は前日、「(左足首は)ヤマハからずっと痛いのが続いている」と不安を口にしていた。この日は終盤に「キャディーさんにずっと足が痛いと言っていた」と、かなりのダメージを受けていたことをホールアウト後の会見で明かしている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち