テニス4大大会は男女平等…気になるゴルフの「賞金格差」

公開日: 更新日:

 それでもその差は大きい。

 全英女子オープン(8月1~4日=英国・ウォーバーンGC)を主催するロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ(R&A)は8日、今大会の賞金総額を前年から約40%増額し450万ドル(約4億9000万円)になると発表した。優勝賞金は約17万ドル増の67万5000ドル(約7350万円)。ちなみに7月18日に開幕する男子の全英オープン(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)の優勝賞金は189万ドル(約2億5600万円)だ。

 全米ゴルフ協会(USGA)が主催する全米オープンと全米女子オープンも今年から賞金がそれぞれ50万ドルずつアップされ、優勝賞金は男子が225万ドル(約2億4400万円)、女子は100万ドル(約1億900万円)になったが、男女の開きは大きい。

 テニスは全米オープンが1973年に男女の賞金が同額となり、2001年全豪、07年は全仏(優勝賞金は06年に同額)にウィンブルドンも格差はなくなった。女子は男子より2セット少ない3セットマッチなので、「それで賞金が同じというのはおかしい」との声が男子選手から出ているが、女子選手の「運動」により平等が実現。昨年の全米オープン(優勝380万ドル=当時約4億2000万円)と今年の全豪(410万豪ドル=同約3億2000万円)の女子シングルスを制した大坂なおみは、たった2大会で7億4000万円以上を手にした。現在行われているウィンブルドン男女シングルスの優勝賞金は235万ポンド(約3億1900万円)だ。

 女子プロの海外メジャーは男子と同じ4日間大会。それでも賞金格差に黙っているのは不満がないということか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する