広島は自力V消滅も…今季は故障者激減でライバル戦々恐々

公開日: 更新日:

 自力Vが消滅した広島。16日は先発の大瀬良がDeNAに完投勝利を収めて2位浮上も、首位巨人とは4.5ゲーム差のままで、4連覇が危ういのは変わらない。

 しかし、今季の広島は故障者が異常に少ない。ケガで長期離脱中の選手は、シーズン前の今年2月に左肘の手術をした高橋昂だけ。開幕後に故障で登録抹消されたのは、頭部死球を受けた松山(脳振とう特別措置)と中村恭(左肘痛=7月)くらいだった。球団の方針で具体的な内容を伏せる「コンディション不良」による抹消例はあるものの、明らかなケガ人はほとんどいない。

 プロ野球選手は体が資本。その体を預かる広島の石井雅也ヘッドトレーナーは、選手の意識の高さに舌を巻く。

「選手たちは少なくともアップに1時間かけます。マツダ(スタジアム)のナイターなら昼12時前にはみんな球場に入って体を動かしているし、14時ゲームでも朝早くからトレーニングルームに来て体を仕上げている。ダラダラやっているように見えても、丹念にストレッチをしている。どこの球団もやっていることだとは思いますが、カープの選手はどこよりも意識が高く、自分の体に責任を持って、丁寧にケガ防止と向き合っているなという自信があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗