著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

日本のメディアはいつから批判精神を忘れてしまったのか

公開日: 更新日:

 20日にラグビーのW杯が開幕する。サッカーもラグビーも〈同じフットボール〉なので近い間柄の親戚みたいなもの。せっかくの母国開催のW杯だ。世界最高峰の戦いを堪能したいと思う。  

 ラグビーはプレーしたこともスタジアムで観戦したこともないが、秋田県人としては常に身近な存在だった。そもそも秋田県は不思議なエリア。100万人にも満たない人口なのにサッカーは(母校の)秋田商、ラグビーは秋田工、バスケットは能代工と全国大会を制した高校が存在する(近年は低迷傾向にあるが)。

 秋田県内でエリアごとに〈すみ分け〉が出来ていたことがプラスに働いた。秋田市内や生まれ故郷の河辺郡(現在は秋田市に編入)は、サッカーをやっている小学生が多かった。ラグビーのレジェンド吉田義人氏が、8月にゲンダイ紙上で連載をやっていたが、その中に「小学3年生の冬にラグビーボールと出合い、両親に頼んでスクールに入れてもらいました」とあった。出身地・男鹿市はラグビーが盛んだった。

■志の高さ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因