永田洋光
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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に「明治大学ラグビー部、復活への軌跡」(洋泉社)などがある。

ベスト8をかけた大一番は難敵・スコットランドとの最終戦

公開日: 更新日:

■決勝T進出をかけた大一番

 そして13日には、ついにスコットランドとの最終決戦がやってくる(横浜国際=午後7時45分キックオフ)。この試合が両チームにとってベスト8をかけた大一番となる公算は高く、1次リーグ最終戦ということもあって、死力を尽くした戦いが予想される。

 スコットランドはロシア戦から〈中3日〉と日程的には苦しいが、おそらく格下のロシアには主力を温存して臨み、日本戦にベストメンバーを組んでくるだろう。日本はサモア戦から〈中7日〉と日程的に恵まれているが、スコットランドはイングランドと1871年に世界最古のテストマッチを戦った伝統国だ。

 過去8大会で8強入りを逃したのは、11年大会の1度だけである。今回もグレイグ・レイドローとフィン・ラッセルのハーフ団を中心に、日本の弱点を執拗につく戦いを仕掛けてくるだろう。両者のW杯での対戦成績は、スコットランドの3戦全勝。点差は最少でも21点(2003年大会)。手が届きそうで届かないのがスコットランドだ。

 果たして日本は、この難敵を打ち破って史上初のW杯ベスト8という快挙を達成できるのか。

 日本ラグビーの未来がかかったW杯がいよいよ20日、開幕する!

【連載】日本ラグビーの光と影

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