武藤俊憲Vも盛り上がらず 男子が背負ってしまったハンディ

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【パナソニックオープン】最終日

「圧勝というほど楽なゴルフではなく疲れたが、最後まで決して後ろ向きにならずにプレーができてよかった」

 首位発進の武藤俊憲(41)が、この日のベストスコア64で回り、2位に4打差をつけて4年ぶりツアー通算7勝目を挙げた。

 武藤は8バーディー(1ボギー)を奪う見事な勝ちっぷりだったが、「何か物足りない」と感じた向きも少なくなかったはずだ。

 スタート前は1打差2位に昨年の賞金王だった今平周吾(26)がつけており、3打差5位には大会2日目に62と爆発した石川遼(28)もいた。ファンは三つ巴の混戦を期待した。ところが今平も石川も最後まで武藤にプレッシャーをかけられなかった。

「上位選手のスコアは立派だけど、手に汗握るドラマはなかった」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「いま、ゴルフファンは渋野日向子のメジャー優勝から、プロゴルファーに求める期待が以前よりも高くなっている。それに前週の女子大会では渋野が8打差をひっくり返す逆転劇を見せただけになおさらです。いままでのようなゴルフをしていたら、“男子プロはスゴイ”とファンをうならせるのが難しくなったといえる。いつもと同じゴルフでは見向きもされない。メジャー優勝に匹敵するような記録が続々と出てくる試合を行わないとファンは納得しない。男子プロ一人一人が覚悟して、相当な努力が必要だといえる」

 表彰式後に青木功JGTO会長が石川遼に近づいて肩を揉んだが、本来ならふがいなかった石川に、蹴りを入れるくらいでないと。

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