永田洋光
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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に「明治大学ラグビー部、復活への軌跡」(洋泉社)などがある。

スコットランドと大一番 日本決勝T進出へ“3つのポイント”

公開日: 更新日:

■日程的に日本有利

 問題は、13日に行われるスコットランドとの“最終決戦”だ。

 5日の試合終了時点でスコットランドは2試合を終えて勝ち点5。9日にはロシアと対戦するが、ランキングから考えて5ポイントを奪って勝つことはまず間違いあるまい。そうすると日本とのポイント差は4だ。

 日本を追いかけるアイルランドも、最終戦でサモアを破ればポイントが16まで伸びる。

 つまり13日の試合前には、1位アイルランド(16)、2位日本(14)、3位スコットランド(10)となる公算が高いのだ。

 この場合、日本は勝つか引き分ければ無条件で、敗れた場合でも2ポイントを獲得すればスコットランドを上回り、かつ、ポイントで並んだアイルランドに直接対決で勝っているため、1位通過が決まる。たとえ1ポイントしか獲得できなくとも、スコットランドを4ポイントに抑えれば、2位通過が決まる。

 つまり、とにかく4トライを奪って1ポイントを確保することが至上命令なのである。

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