1番得した球団は? 安倍昌彦氏に聞く19年ドラフト3つの謎

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 今年のドラフトは、ほとんどの球団がうまくいったと思いますが、中でもヤクルトはトップクラスでしょう。

 チーム防御率が12球団ワーストの4・78という事情もあり、2位吉田(日体大)、3位杉山(創価大)、4位大西(大商大)の大卒3投手を指名。吉田は平均145キロ前後でチェンジアップ、フォークと打者のタイミングを外せる球種もある。いわゆる「賢い」投手で、先発、中継ぎどちらでもこなせます。杉山はまだ伸びしろがあり、大西は実戦力が素晴らしく、狙ったポイントに投げられる精度、技術が高い。弱点克服という明確な意図が見えた指名です。

【3】楽天は佐々木(大船渡)を外して小深田(大阪ガス)1位って地味ですよね?

 たしかに、一瞬えっと思いました(笑い)。昨年の阪神が藤原、辰己を外し、近本(大阪ガス)を外れ外れで1位指名。2位、3位で取れる選手じゃないか、という声も出ました。

 今回の楽天の小深田の1位は、そのときと状況が似ていると思います。

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