全日本テコンドー協会 金原昇会長ら理事総辞職を審議へ
強化方針などをめぐってトップ選手との対立と混乱が続いている全日本テコンドー協会。28日に東京都内で開く臨時総会で、金原昇会長を含む理事の総辞職を審議する方針を決めた。
関係者によると、スポーツジャーナリストの二宮清純氏、弁護士の境田正樹氏、元柔道世界女王で日本オリンピック委員会(JOC)理事の山口香氏ら外部の有識者5人に、金原会長らの組織運営に対する検証や新たな理事の選任を依頼する方針。
現職理事は、新理事選出の総会までに辞表の提出が求められ、新理事が選ばれた段階で辞職することになる。ただし、金原氏ら理事が再任される可能性もある。
協会と日本代表候補の選手らは協会の強化方針や運営について意見が対立し、協会が主催する合宿に多くの選手が参加しない事態にまでエスカレートしている。
今月8日の定例理事会でも一部の理事が、理事全員の辞任を要求したが議題として扱われなかった。