テコンドー金原体制崩壊…相次ぐスポンサー撤退が致命傷に

公開日: 更新日:

 金原会長には返り咲きの“前科”がある。2016年、成績不振を理由に退任するも翌17年、わずか1年で会長に再任。今回も調査委員会を含め、周囲を丸め込めるという自信があるのだろうか。

■反対派の動きに先手

 事情に詳しいテコンドー関係者はこう言う。

「反金原派の人たちが会長を辞めさせるため、決議に必要な3分の2のメンバーを集めたそうです。しかし、それを察知した金原会長が先手を打って外部有識者による検証委員会を立ち上げた。そこで世論をうまく誘導して、再選に導くという展開を描いているようです。金原体制で協会の要職を務めた安藤元専務理事(辞任)も弁護士で、検証委員会の委員長を務める境田弁護士とは知人関係です」

 今月中旬に金原会長からの依頼を受けた境田弁護士は「我々は中立、公正な立場。(金原)会長の再選ありきではない」と強調したものの、反金原派にとってはどこまで公平性を保てるか疑問が残るかもしれない。


 しかし、復活を遂げた前回とは事情が違う。12日にテコンドー協会のスポンサーだったダイテックスが契約解除を発表。すると、23日にはメインスポンサー5社のうち、ソケッツ、シナジージャパンの2社も契約解除を決めたのである。ソケッツは「会社への選手の所属は続ける予定」と言うが、日刊ゲンダイの取材に「現状がアスリートファーストという状況にはなっていない」とした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状