山下泰裕氏IOC委員就任へ 薬物問題ロシアとの板ばさみ懸念

公開日: 更新日:

 果たして存在感を発揮できるのか。

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(62)が国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から新しいIOC委員に推薦された。

 日本柔道界からの選出は、日本人初のIOC委員となった大日本体育協会(現日本スポーツ協会)創設者の嘉納治五郎氏以来。来年1月の総会で正式決定すれば、日本人の現職IOC委員は国際体操連盟の渡辺守成会長(60)と合わせて2人となる。

 推薦といえば聞こえはいいが、JOCは“竹田の穴”を埋めるために水面下で働きかけを行ってきた。今年3月、竹田恒和JOC前会長が東京五輪招致に関する贈賄疑惑でフランス司法当局の捜査対象となり、任期途中にIOC委員を辞任。五輪開催国として負のイメージを払拭すべく、JOCがIOCへ山下氏の選出を強くプッシュしていたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然