著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

なでしこジャパンは選手全員が攻守の決まり事を構築すべし

公開日: 更新日:

 東アジアE―1選手権(韓国・釜山)に参戦中のサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は初戦(11日)で台湾に9―0と圧勝し、14日に中国と対戦する(午後3時55分開始)。3戦目の韓国戦(17日午後7時30分開始)を含め、今大会で<なでしこは何を目標にすべきか>を考えたい。

 現代表で唯一2011年ドイツW杯優勝メンバーであるFW岩渕が、来年の東京五輪でも主軸の一翼を担うだろうが、米国や仏、独、英など欧州の強豪のチーム力を鑑みるに<ドリブルで何人も抜いて点を取って!>と過大な期待を寄せてはいけないと思う。あくまで<岩渕を含めた選手全員がチームプレーの精度を高めて攻守の決まり事を構築すべし>と考える。

 現代表に抜擢された代表歴の少ない選手や初代表選手たちは、攻撃系選手はゴールを決め、守備系選手はFWを封じ込めることで自身のストロングポイントを高倉監督にアピールしてほしい。その上で代表実績と経験値の高さで東京五輪代表入りが有力視される岩渕、MF中島、MF長谷川といった中軸選手とのコンビネーションプレーの妙を見せてもらいたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも