著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

ACL準優勝もJでは14位惨敗…浦和はなぜ勝てなくなったのか

公開日: 更新日:

Jリーグ2019年シーズンを振り返る(3)

 2019年シーズンのJ1リーグは横浜F・マリノスの15年ぶり、4回目の優勝で幕を閉じた。前年シーズン12位からの見事な巻き返しだった。2位のFC東京、鹿島、川崎F、C大阪、広島など優勝争い常連クラブは、今シーズンも安定した成績を残した。そんな中、順位を大きく下げてしまったのが、2018年シーズンは5位に入り、天皇杯を制した浦和だった。

 ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)こそ決勝に進出したものの、シードで出場したルヴァン杯はベスト8で姿を消した。天皇杯にいたってはメンバーを大きく入れ替えたとはいえ、4回戦でJFL所属のホンダFCに敗れてしまった。

 そして今シーズンのJは(数字上での可能性として)最終節までJ1参入プレーオフの16位となる可能性があった。最終的に順位は、昨季から大きく後退して14位に終わった。

■34得点はJ2降格チームと大差なし

 年間34試合で9勝10分け15敗という今シーズンの成績は、93年のJ元年に36試合で8勝28敗(当時のJに引き分けはなかった)で最下位に沈んだシーズンに次いで少ない勝利数。ビッグクラブの浦和がなぜ勝てなくなったのか? まずは得点力不足が挙げられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃